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『世界が認めたオリジナルの図形と色合わせの世界』
山本かの子/パッチワークアーティスト
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パッチワークの基礎についての本を出したり、オリジナルのパターンを創り出すなど、長年に渡りパッチワークの素晴らしさを広めてこられた山本かの子さん。現在、自然に囲まれた黒磯の地に暮らしながら、さらにパッチワークの真髄を伝えようとしています。
「端切れと端切れを縫い合わせるパッチワークは、ヨーロッパからアメリカへ移民とともに海を渡りました。貧しくて布や洋服がとても貴重だった時代に、擦り切れた洋服でもまだまだ使えるところがあると、端切れにして縫い合わせていった手芸なんですね。そして、古い布でも美しく仕上げることを考え、パターンが生まれました。今に伝わるパッチワークのパターンは、そのころ生み出されたものがほとんどで、アメリカンパッチワークと呼ばれています」
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「パッチワークと言うと、縫うのが大変、とおっしゃる方が多いけれど、大切なのは配色です。縫うことなんて、ちょっと習えばすぐに出来ます。それより配色の心がけさえあれば、必ず気に入った作品に仕上がるということです。完成した作品を自分のお部屋に置いたとき、ソファーに掛けたとき、”やったぁ“という気持ちが起こるかどうかは、配色がうまくいったかで決まります。
また、配色が大切な理由のもうひとつは、それがパッチワークの楽しい要素の大部分だから。縫うことばかり考えるより、配色を楽しもうということ。配色に時間をかけ、ようやく布を選んだとき、全体のイメージが膨らんできます。そうすれば、出来上がりまで1年かけたとしても、その1年が楽しかったとなるわけです。振り返って、”作ってよかった“って。楽しくなければパッチワークは完成しません。だから私は配色、つまり『色合わせ』にすごくこだわります」
「私の『イスラミックパターン』は、イスラムの建物にあるモザイクや幾何学模様を参考に、長年かけてオリジナルのパターンとして創り出したものです。昨年10月の『オランダ国際キルト展』では、私のイスラミックの図形がポスターに選ばれ、その縁でオランダまで行ってきました。作品も出展して欲しいということで、数点飾られました。世界に認められたということは、本当にうれしいことです。
今回、那須で展覧会をさせていただくことになり、オランダで飾られた作品をはじめ、イスラミックパターンのもの約50点、黒磯の私の生徒さんたちの作品もたくさん飾ります。中には初めて作ったというものもあります。
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パッチワークの原点は、家庭や暮らしの中の優しさです。今回の展覧会では、観に来てくださった方たちに安らかな気持ちになって欲しい。そして、私にもできるかもしれないと感じて欲しいのです」
『山本かの子パッチワーク&キルト展』がダイアナガーデン エンジェル・キューピッド美術館で来年2月末まで開催中です。詳しい案内は6ページをご覧ください。また、ひなた読者だけの入館料の割引クーポンもご利用ください。
※右写真/2002年オランダ国際キルト展に出品された作品のひとつ。山本さんオリジナルの『イスラミックパターン』による作品。
※ポートレート撮影:後 勝彦
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※このインタビュー記事は、2003年12月5日発行の「那須野をむすぶコミュニケーションペーパーひなた」に掲載されたものです。
※『山本かの子パッチワーク&キルト展』、および、ひなた読者だけの入館料の割引クーポンは、終了しました。
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