『映画人と地域の人が一体感をもてるような活動を…』
那須フィルムコミッション・AFCIフィルムコミッショナー/五十嵐 順一


五十嵐順一

 テレビドラマや映画のシーンに美しい那須の自然や近くの街角の風景が登場していたら、なんだかうれしくて、ちょっと誇らしい…。そんなことが現実になるかもしれません。
 那須やその周辺地域では、これまでも度々テレビ番組等の撮影が行われてきましたが、この度、那須での撮影を支援するために『那須フィルムコミッション』が設立されました。事務局となる那須観光協会の会長で、AFCI国際フィルムコミッショナー協会の会員でもある五十嵐 順一さんにお話を伺いました。

 「フィルムコミッション(以下FC)とは、映画やドラマ、CMなどの制作者に対し、撮影場所の紹介、各種の使用許可申請、宿泊の紹介、などロケーション撮影がスムーズに行えるよう様々なお手伝いをする非営利の活動を言います。その国際的な機関がAFCIで、世界中で約25カ国300以上の団体や個人が加盟しています。今、全国には20ケ所以上のFCがありますが、那須は、神戸、大阪、横浜、北九州に次いでAFCIに加盟している日本で5番目のFCとなりました」

 「6月9日に行われた那須FC設立シンポジウムでは、尾道三部作など長年”ふるさと映画“を撮られている大林宣彦監督にお話をしていただきました。その中で大林監督は、『ぜひ、那須型のFCを創ってください』とおっしゃられ、『日本の地方の町らしい有り様、映画人や俳優にいい仕事をさせてくれる地元の心、そして、地域の人たちが一体となって作り上げるという気持ち、そういうものを大事にした那須ならではのFCの姿を見つけていって欲しい』と伺って、これは突き詰めれば町づくりだな、と。地域の人には、ここに暮らすことをもっと意識して欲しいし、ここを訪れる撮影隊や映像の向こうにいる観客には、もっともっと那須を知って好きになってもらいたい。いつも、そういう気持ちを忘れないFCでありたいですね」

 「FCの活動には、地域の皆さんの協力が欠かせません。そこで、ひなたさんを通して、ロケーション情報の提供などお願いしたいのですが。
 那須の観光的な面ばかりでなく、田舎らしい田園風景や昔からの町風情、建物、等、映像制作者に『那須はこんなところです』とアピールするための撮影スポットの情報。撮影に参加してくれるボランティアエキストラの登録。そして、必要な時に必要な情報を集めるためのネットワークに参加してくれる方。
 すぐに何かの撮影に結びつくことはないかもしれない。でも、那須野地域全体で準備して、いつでもロケ隊をサポートできる体制を皆で一緒に作りましょう」


 いつか海外からロケ隊が訪れ、映画を通して那須野が世界に紹介されることもあるかもしれませんね。
 那須FCのロケ地情報募集、エキストラ登録募集、情報ネット参加者募集については、7ページをご覧ください。

 那須フィルムコミッションの公式ホームページは、
http://www.nasukogen.org/nasufc

大林監督講演


※このインタビュー記事は2001年8月5日発行の「那須野をむすぶタウン情報誌 ひなた」に掲載されたものです。
 

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