『ゼロから完成を目指す、清峰高校のねぶた』
那須清峰高校


磯恵子   

 那須清峰高校(西那須野町)の生徒の皆さん、そして地域からの参加者の方々が一丸となったねぶた作り。製作真っ最中の土曜日の午後、生徒会長の渡辺弘幸君をはじめ皆さんにお話をうかがいました。

― 3年前にはじめて作った小さいものから数えると今年で3回目ということですが、今回のテーマは何ですか?
「青森県奥内地方の伝説『貝倉明神と龍』です。一昨年の『金剛力士』に負けまいと頑張っています。先輩たちの作ったものを見て、よーし、あれよりすごいの作ってやる!って感じです」

― ひなた春号でもねぶた作りの参加者募集を掲載しましたが、今、何人くらいの人たちで作っているの?
「生徒会のメンバー15名を中心に、生徒、保護者の方、地域の人たち、先生方、と全体では30数名です。
 今は、扇の部分の紙貼りと龍の顔を作ってる段階ですが、一回に集まる人数がそんなに多くないので、なかなか思うように進まないのがちょっと困ってることで…」   

 ねぶたは、まず、原寸大にイメージを下書きし、その絵に合わせて針金を浮き上がらせるように合わせていきます。角材で支柱を作り膨らみを持たせながら針金を組み、出来上がった骨組みに電気の配線を施します。電球や蛍光灯が取り付けられ、骨組みに奉書紙を貼りつけます。紙を貼った真っ白なねぶたに墨で形をとり、模様をつけていきます。最後に彩色ですが、光を強調したい部分には溶かしたロウも塗るそうです。

― ねぶた作りをしていて、どんなところが楽しいですか?
「普段あまり話しをしない人たちと交流が持てること、それと、参加してくれた人たちみんなで協力して作り上げていくことです。
 ここでは、違う学科の人とも話しができるし、小学生が来てくれた時は、子供たちの学校のことなんか聞きました。大人の人たちとは、学校以外のいろんなことも話しますよ。地域の人たちとふれあうことは、新鮮な感覚です。」
「何もないところから何かを作ることなんて普段ないことだから、それが楽しいですね。こんな機会めったにない」

「今日はじめて参加したのですが、難しいですねぇ。生徒さんの方が慣れてる。でも、何かを作るというのは、創意工夫する意識が養えて楽しいですよ」
― 最後の台詞は保護者の方です。

― あっ、先生もお話し聞かせてください。
「生徒はお互いに自分の特性を生かして自然と役割分担をしています。最初の土台作りは、建築工学科の生徒によるもので、今行っている電気の配線は電気科の生徒が得意です。手先の器用な子は、細かい紙貼りなんかを率先してやってますからね」

― なるほど。

― 出来上がったねぶたは、どこでお披露目するんですか?
「夏に行われる『西那須野町ふれあいまつり』と『大田原与一まつり』に出展します。ぜひ見てください」

 清峰高校の皆さんと地域の方々の力作。幅5メートル、高さ1・8メートル、奥行き2メートルの堂々としたねぶたに光が入るのが楽しみです。夏祭りを大いに盛り上げることでしょう。
 『ふれあいまつり』と『与一まつり』の日程については、6ページの案内をご覧下さい。

  スペース結

※このインタビュー記事は、2001年6月1日発行の「那須野をむすぶタウン情報誌ひなた」に掲載されたものです。
※ひなた本紙で掲載していた那須清峰高校の連絡先は省きました。



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